うつ徒然diary

鬱になって行く過程をせきららに書きました。その後、治療の為に自分なりにもがきます。

2016年1月のブログ記事

  • 事情聴取

    まずは謝罪し、全てを打ち明ける。両親は怒るわけでも、泣くわけでもなく話を聞いてくれた。 両親の話によると、僕が最初の店で同期入社したY君が、最初の会社事務所に連絡をとり、自宅の電話番号を聞き出して、母親と連絡をとってくれたらしい。 事件が発覚して父親が上京。東京にいる従兄弟とマンションに出向き、事... 続きをみる

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  • 1月12日

    その後僕は東京駅に向かい、田舎への切符を買った。電車の中ではずっと窓の外を眺めていた。 ふと病院で書いてもらった紹介状が気になった。[開封厳禁]と割印がされていたが、構わず開けてみた。 [重度の鬱病と疑われます。自殺願望があり、大変危険な状態です。本人の希望もあり、入院を勧めます。] との事が書か... 続きをみる

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  • 電話

    ネットカフェで紹介された病院をググる。どの病院でも共通しているのが、保証人だった。親に連絡をとるしかないらしい。 行動するまで1週間葛藤した。どうにかして一人で入院する方法はないか?また馬鹿な事を考えている。電話するのが、本当に怖い。1月12日新宿駅東口の公衆電話に入った。 「もしもし」 「もしも... 続きをみる

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  • 告白

    待合室には老若男女、大勢の患者がいた。 [皆病んでいるなぁ。僕だけじゃないんだ。] 不謹慎だが、そう思ってしまった。 受付を済ませ、待っている間に紙と鉛筆を渡される。 「ここに木を書いてください。」 紙の真ん中に小さな小さな木を書いた。先生に名前を呼ばれる。30代後半の眼鏡をかけた男の医者だった。... 続きをみる

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  • 1月4日

    2016年になった。貯金がそろそろまずい。どうする?春になったら野宿でもするか? 明日こそは、明日こそは、何か行動を起こしたいとは思う。身体の倦怠感、躁鬱状態は相変わらず続いている。勇気を出すしかない。 マンガで読んだゆうメンタルクリニックの新宿西口店の番号に電話してみた。上手く話せるだろうか?公... 続きをみる

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  • 自己治療

    夜はなるべく食べないようにした。水分補給をマメにして、1日の終わりに日記をつけた。 1週間に一度、洗濯はコインランドリーのあるビデオ個室で済ました。その時に映画、お笑いDVDを借りた。ジブリ作品は心にしみ、雨トークでは声を出して笑った。 3日に一度はスパに行き、湯船に浸かる。身体を洗い、ひげを剃り... 続きをみる

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  • 拠りどころ

    心が多少軽くなっていた。。思考力が低下していた時は、霞がかかるように輪郭が曖昧になり、鬱が襲ってきて消えていく。考える事を放棄していた。 文字にすると、忘れない。苦しくなれば休めばいい。何より久しぶりにやる事ができて嬉しかった。心のどす黒いモノを吐き出すように、机に向かった。 これから日記をつける... 続きをみる

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  • 光明

    セブンイレブンでノートとボールペンを買った。時系列で今まで起きた事を書く。その時何を思い、どう行動したのか。赤裸々に嘘、偽りなく。頭と手首が痛い。 いつしか痛みを忘れて夢中になっていた。強い筆圧による手汗でペンが滑る。構わず書いていく。全身から汗が噴き出す。アドレナリンがドクドク出ているのを感じた... 続きをみる

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  • 12月15日

    遺書 今日、このまま死んでは原因が曖昧だと思い、この文章を書いています。心が狂いそうで書かずにはいられなかった。 ネットや本で自分と同じような人がいないか、ずっと探していました。何か解決方法はないのか?どうやれば立ち直れるのか? 会話をしないので、飯の注文の時声がかすれます。人と会話ができないので... 続きをみる

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  • 失踪④

    ストレスにより過食症になる。1日一食なのは変わりないが、食べる量が異常だ。 ある時は松屋で、ダブルの焼き肉定食ごはん大盛りの後、銀だこでたこ焼き16個、最後にコンビニでシュークリーム、チョコレート、ポテチ、酒を買っていた。食べた後、トイレで吐くことを繰り返すようになる。いくら食べても満足しなかった... 続きをみる

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  • 失踪③

    最近は倦怠感ですぐ横になってしまう。新聞も読まなくなり、TVもネットもしていない。腰が痛くなってきた。日付けも時間もわからず、この区切られた二畳程のスペースが自分の居場所であり、世界だ。 寒さが厳しい。体調の良い時に服をとりに、マンションに戻った事がある。東京にいる従兄弟の置き手紙があった。親戚に... 続きをみる

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  • 失踪②

    久しぶりに12時間眠れた。しかし起きてしばらくするとヒドイ鬱が襲ってきた。起き上がれない程の体の倦怠感。これからこの状態が続きそうな気がした。 それからネットを使い自分の状態を調べた。 検索ワードは[鬱、ストレス、心の病気、死にたい、死ぬ方法、生きるためには、失踪]など で心が壊れそうだった。自己... 続きをみる

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  • 失踪①

    冷静になって考えてみれば、全て準備不足だ。行き当たりばったりで僕らしくない。 睡眠導入剤の時も、一緒に煉炭を焚くべきだった。遺書も幼稚だ。 両親、友人、仕事の関係者に会わせる顔がない。今頃みんなどうしているだろうか?つかれた…空腹感と眠気がすごい。 福井駅まで戻り、立ち食いソバを食べた。旨かった。... 続きをみる

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  • 首吊り

    生きるのにつかれました。 すみません。 全て自分の責任です。 迷惑をかけてすみません。 2015 10/2 〇〇〇〇 バッグに入っていたクシャクシャのメモ用紙に遺書を書く。汚ない字だった。 考えてみようとするが、まとまらない。短い文章になる。異常だと思う。 腰のベルトを枝に引っかけて輪っかを作る。... 続きをみる

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  • 死へと向かう

    目覚めるといつもの僕の部屋だった。死んでいないらしい。起きると吐き気と頭痛がした。足下がふらつき、上手く歩けない。這いつくばってトイレに行って用を足し、気を沈めた。 水を飲みながら、携帯を確認すると翌日のa.m.2:00だった。20時間程昏睡していたらしい。着信履歴も凄い量だった。先輩のラインの文... 続きをみる

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  • a.m.5:00

    「何でもっと早く話さなかった。」 「すいません、言い出せなくて」 沈黙が続く。 「この事は誰かに話した?」 「スタッフの人には心療内科に行った事は話しました。」 「とりあえず、親方には話さないで。俺から言うよ。」 「はい。」 そのまま別れ、着替える為に店に帰りました。何もしていないのに疲れきってい... 続きをみる

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  • カウントダウン

    死ぬ事を考えていた僕は、処方された薬を飲まなかった。そのせいでますます気分は沈み、情緒不安定になっていた。 毎日会社に行く事だけを考えていた。歩みを止めれば死んでしまう。 休みの日は先輩の新しい店の準備に駆けつけた。決まって夜は焼き肉をおごって頂いたが、相変わらず味覚がおかしくて味がしなかった。僕... 続きをみる

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  • 感謝

    そういえば、お盆休み中にやる事がなかったので、店のスタッフに一緒に帰省しないか? と誘われる。一泊二日でスタッフの御両親にも歓迎され、ご馳走と酒を振る舞われて酔っぱらってしまい、久しぶりに熟睡する事ができた。 翌日は温泉に連れて行ってもらい、凄くリラックスする事ができた。僕はこの時これが最後の旅に... 続きをみる

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  • 絶望

    精神科、心療内科の病院に行くことに抵抗がありました。医者にあんたはおかしいと言われる事が非常に怖くて、踏み出し切れませんでした。凄くハードルが高いような、そんな気がしていたので、病室に入ったときは落ち着きませんでした。 自分の名前が呼ばれて、いよいよ診断です。 眼鏡をかけた不健康そうな30代後半の... 続きをみる

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  • 症状

    この頃は朝4:00頃まで寝付けず、1~2時間睡眠か、徹夜が週に3日というありさまでした。 病院に行こうとしますが、休みの日に寝過ごしてしまい、憂鬱と体のダルさからベッドから起き上がるのが面倒になり、行けませんでした。 店のスタッフも異常に気づいて、声をかけてくれましたが、なぜか強がって何度も大丈夫... 続きをみる

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  • 地上にて

    下船して僕は少し早いお盆休みをいただきました。予定などないのでしばらくは外食をしたり、DVDをレンタルしていました。友人と食事をしたり、帰省もしましたが気分が晴れません。昼夜逆転の生活が続きます。 身体中ダルく、ベッドに横になる時間が増えていきます。 そして休み明けの仕事中、僕は違和感に気付きます... 続きをみる

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  • 戦力外通告

    朝からため息をつく事が多くなりはじめ、仕事でもミスが続きます。他のスタッフからは見限られてしまい、まずい雰囲気です。 船の繁忙期には一人部屋からスタッフとの二人部屋に移されてしまい(乗船客優先の為)、会話をするでもなく仕事でもプライベートでもすれ違いが続いていました。 その頃から笑顔が消え部屋に閉... 続きをみる

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  • クルージング

    翌日親方から船の生活での説明を受けます。 [少し早いバカンスみたいなものだよ] 本当だろうか?不安で仕方ありません。あわてて荷物をまとめて、友人や親に連絡をとります。前日はよく眠れませんでした。 乗船初日、台風が近づいていて海はひどく荒れ僕は船酔いします。元々酔いやすく寝不足と緊張も重なり、最悪で... 続きをみる

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  • 予兆

    寿司職人として10年目を迎え、新しい事をしてみたくなり、先輩が自分の店を出す事を聞きつけ、雇ってもらえる事になりました。 しかしまだ店はできておらず、その間先輩が働いている店の姉妹店に助っ人として働く事になりました。 そこは忙しい店で、終電に乗れるギリギリまで働き、片付けは任せていました。しかし罪... 続きをみる

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