うつ徒然diary

鬱になって行く過程をせきららに書きました。その後、治療の為に自分なりにもがきます。

1月18日

父親に付き添われて、再び上京。東京に近づくにつれて気分が悪くなる。新横浜あたりで吐きそうになる。

雪が降っていて風も強い。タクシーでマンションに向かう。何か言われるかと思ったが、フロントの事務員はノーリアクションだった。たまった郵便物を受けとる。年金や保険の督促状やらと共に、店のスタッフの名刺が入っていた。[電話ください]とメモ付きだった。丁寧に財布にしまう。

久しぶりに入った部屋はカビ臭かった。洗濯して乾燥機にかけ、そのままにしてあるクシャクシャの夏服。飲みかけのペットボトル。本にたまった埃。嫌な空気が満ちていた。すぐに窓を開けて空気を入れ換える。

通帳、判子、年金手帳や必要な書類を揃え区役所に向かう。そこで保険料の支払いと転出届を出す。

次に年金事務所に向かい、支払い用紙を受け取り、銀行で支払い手続きと記帳をした。年金と保険料合わせて30万円ほどだった。

次に不動産屋に向かい、退去手続きの書類を書く。前もって電話していたのでスムーズに事が進む。

「ずいぶん早かったですね~残念です。」

不動産屋の店員に言われて、苦笑いする。

もう一度マンションに戻り、下着やシャツをキャリーバックに詰め、東京駅に向かう。

帰りの電車の中で、父親に付き添いの礼を言い、病気の事、就職の事、今後の生活の事を話しあった。

帰宅し母親にも報告。引っ越しの日取りを話しあう。1月28日に母親が東京に用があるらしく、手伝いも兼ねて一緒に行く事になった。

疲れた。

ケータイ

帰宅から三日後、なんとか手紙を書くことができた。親方、先輩、働いていた店にそれぞれ出した。推敲を母親にも手伝ってもらった。人としての最低限の礼儀は尽くしたつもりだ。

相変わらず夜の躁、朝の鬱は続いていた。

温かい食事と、眠る場所の心配をしなくてもいい。素晴らしい事だ。ダラダラ何もせずに過ごす。

「お前、大丈夫そうだな」

「見た目はね」

父親と会話をかわす。話相手がいる事も素晴らしい。

ケータイの解約と再契約をしに行く。

「同じ番号でいいですか?」

「変えてください。」

即決した。一度人間関係をリセットする事にした。SNSは便利だが、今では恐怖でしかなかった。信頼できる人間だけと連絡をとろうと思う。

人間関係に疲れた。距離をおいた方がいいだろう。

手紙

突然のお手紙失礼します。

この度の私の身勝手な行動により、多大なご迷惑をおかけ致しました事、大変申し訳ございません。

本来ならば直接謝罪すべき所ですが、現在鬱病を患っておりまして、会話する事が大変困難な状態になっております。

医者にはカウンセリングと薬物療養による治療を勧められております。完治には半年から1年ほどと言われております。

短い間でしたが、⚪⚪⚪⚪での厳しくも温かいご指導を受けられた事、誠に感謝しております。

貴店の繁盛を心より願っております。

2016年1月15日 ⚪⚪⚪⚪