うつ徒然diary

鬱になって行く過程をせきららに書きました。その後、治療の為に自分なりにもがきます。

失踪④

ストレスにより過食症になる。1日一食なのは変わりないが、食べる量が異常だ。

ある時は松屋で、ダブルの焼き肉定食ごはん大盛りの後、銀だこでたこ焼き16個、最後にコンビニでシュークリーム、チョコレート、ポテチ、酒を買っていた。食べた後、トイレで吐くことを繰り返すようになる。いくら食べても満足しなかった。

長時間座り続けていた事により痔になっていた。血便の量がすごい。水分をとらないせいで便が固い。運動もしないので便秘気味なのも良くない。水が赤く染まるのを見ると、血の気が引いた。

水虫も悪化している。去年から治療していたが、やはり薬をぬるべきだ。

心身共にボロホロである。喜怒哀楽が欠けていて、全てが面倒だった。ロボットの廃人だ。なぜ生きているのか?

両親はどうしているだろうか?バカ息子を心配して家出人届けを出しただろうか?言葉が聞きたい。ケータイは捨てていた。覚えているのは自宅の番号だけだ。

新橋にいた時、一度だけ電話しようとした。SL広場にある公衆電話BOXに入ろうとしたが、交番の前にあり、職務質問を恐れて入れなかった。

自意識過剰だ。皆に見られている気がする。改札口の側にもあったので、使おうとしたができなかった。100円玉がどうしても入れられなかった。死にたい。育ててくれたお礼が言いたい。

失踪③

最近は倦怠感ですぐ横になってしまう。新聞も読まなくなり、TVもネットもしていない。腰が痛くなってきた。日付けも時間もわからず、この区切られた二畳程のスペースが自分の居場所であり、世界だ。

寒さが厳しい。体調の良い時に服をとりに、マンションに戻った事がある。東京にいる従兄弟の置き手紙があった。親戚にまで迷惑をかけている。急に窓から飛び降りたくなり、あわてて外に出た。

自分の部屋も人に接する事も何もかもが怖くなっていた。対人恐怖症か?頭がおかしい。

六本木と新橋の間を行ったり来たりして、生きている。人が怖くて電車に乗れないのでタクシーを使う。この間にも家賃、ケータイ代金、保険代、食事代、宿代と金は減っていく。廃人するのも金がかかる。

路上のホームレスと違い、雨風がしのげて飯代には困っていない。ぶつぶつと何か呟いているホームレスを見た。気持ちが分かる気がする。心の中がどうなっているのか、聞きたい。

自殺を夢見る。でも迷惑をかけるような自殺は嫌だ。矛盾している。

街をふらふら歩きまわって電車、高いビル、水辺、大型トラックなどを見るたび連想してしまう。

心が少し安定した頃、電車に乗って新宿に行く。ここで安いネットカフェを見付けた。

一ヶ月クーポンだともっと安い所もあるが気が進まなかった。毎日自殺を考えていて、何が一ヶ月クーポンだと自分に突っ込む。いつでも出ていける日割りがいい。

日雇い労働者になってこのまま失踪生活を続けるか?どこか住み込みで働くか?場所は東京か関西か北海道か沖縄か?生きるか死ぬか?堂々巡りしている。最近やっと考える力が戻ってきた。

でも本当にすべき事は実家に連絡をとり、全てを話し、病院に行き落ち着いたら、関係者に謝罪する事である。

それが人としてのスジだ。不義理にも程がある。少し正気になってきたが、とんでもない事をしている。終わっている。

失踪②

久しぶりに12時間眠れた。しかし起きてしばらくするとヒドイ鬱が襲ってきた。起き上がれない程の体の倦怠感。これからこの状態が続きそうな気がした。

それからネットを使い自分の状態を調べた。

検索ワードは[鬱、ストレス、心の病気、死にたい、死ぬ方法、生きるためには、失踪]など

で心が壊れそうだった。自己嫌悪でたまらなくなる。1日に何回もため息をついた。現実逃避で雑誌、マンガを読み漁った。

自己否定を1日に何度も何度も繰り返す。ネットの無料ストレスチェックでは、[すぐに病院に行け]となった。もうとっくに行っている。医者はあの心療内科のせいで、どうしても信用できなかった。

いろんな人達に取り返しのつかない事をしている。誰かに話したい。でも話せない。気が付けばずっと誰とも会話をしていない。

記憶もあいまいだ。人の顔が思い出せない。声が出ない。算数ができない。脳が全く働かない。また味覚も怪しくなってきた。

3日に一度シャワーを浴びて、1日一食飯を食べる。後の時間は寝るか、本か、ネットだ。日生産的な毎日と、鬱と躁が襲ってくる。毎日気楽じゃない。

TVではちゃんと生きて、仕事をしている人ばかりだ。目が輝いている。心も目も死んだ自分とは大違いだ。