うつ徒然diary

鬱になって行く過程をせきららに書きました。その後、治療の為に自分なりにもがきます。

地上にて

下船して僕は少し早いお盆休みをいただきました。予定などないのでしばらくは外食をしたり、DVDをレンタルしていました。友人と食事をしたり、帰省もしましたが気分が晴れません。昼夜逆転の生活が続きます。

身体中ダルく、ベッドに横になる時間が増えていきます。

そして休み明けの仕事中、僕は違和感に気付きます。いつもやっていた仕事ができなくなっていました。魚のおろす手順を間違えたり、言葉の聞き間違いも多くなり、しまいには足し算ができなくなりました。予約の電話の受付で、カウンターに入れられる人数がわからないのです。時間をずらしてパズルのようにお客様をさばくという、簡単な事ができなくなっていました。冗談なしに1+1がわからないのです。保留でお客様を待たせて、他のスタッフに変わってもらう事もありました。電話恐怖症です。

ついには味覚もおかしくなり始めて、コンビニの弁当と魚のネタの味の区別がわからなくなりました。

この頃は自分は認知症になったかもしれないと恐ろしくなり、不眠症の期間は一月半を超えていました。文字を見ても頭に入りません。物事を論理的に思考する事と記憶する事ができなくなっていました。