首吊り
生きるのにつかれました。
すみません。
全て自分の責任です。
迷惑をかけてすみません。
2015 10/2 〇〇〇〇
バッグに入っていたクシャクシャのメモ用紙に遺書を書く。汚ない字だった。
考えてみようとするが、まとまらない。短い文章になる。異常だと思う。
腰のベルトを枝に引っかけて輪っかを作る。
[一回目] 失敗 足が地面につく。
再び木を探す。次は体の向きを変えてみる。
[二回目] 失敗 手と足で木にしがみつく。
[三回目] 失敗
吊っていた時、スズメバチが接近してきた。
刺されたら痛そうだな、死んだ後僕の体に虫が集まってくるな、そう考えたら急に怖くなり、凄まじい力で木に足を引っかけ、手でベルトを持ち脱出していた。あと10秒もあれば逝っていただろうに…
三回の未遂で手と足もパンパンに張っていた。体育座りでしばらく呆然としていた。
手の平はすりきれている。木によし上る為に靴を脱いだ足は土まみれだ。
天気が良くて、木漏れ日が降り注ぎ、風が心地よかった。
死ぬ事もできない。生きる事もできない。
絶望する。
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