うつ徒然diary

鬱になって行く過程をせきららに書きました。その後、治療の為に自分なりにもがきます。

仲間

山手線で向かう。今から皆に会う。そう考えると緊張してきた。新橋に近づくにつれ、気分が悪くなりたまらず大崎駅で降りてしまった。大きく深呼吸して落ち着かせる。やはりまだ治ってない。早すぎたか?しかし今日を逃すと皆と会えなくなるのではないか?そう自分に言い聞かせ電車に乗った。

SL広場の前の居酒屋に入る。そこにいたのはY君も含め3人。最初の職場でもよく飲んでいた仲間だった。皆笑顔で迎えてくれた。

「よく生きて帰ってきた!」

謝罪をして事の経緯を説明する。酒を飲みながら、笑われながら、僕は語っていく。皆ほろ酔い気分だったので、どれだけ伝わったのかは分からない。でも僕の為に言葉を選んで気を使ってくれていたのは分かった。[友は宝]月並みな言葉だが強く感じた。

「もっと早く相談してくれれば-----」

「それは分かるけど、同じ業界の狭い世界だから、どこで変な噂が伝わるのか分からないだろう?皆忙しいし、迷惑かけたくなかったんだ。」

友人だからこそ話せない事もある。

酒が進むにつれ大声で騒ぎ始める様になる。久しぶりの体育会系のノリ。僕はだんだん苦しくなる。その内鬱が襲ってきた。